このたび、第32回消化器疾患病態治療研究会(旧 潰瘍病態研究会)の当番世話人を拝命し、令和5年9月13日(水)・14日(木)に、福井県県民ホールAOSSA (アオッサ)にて開催させていただきますこと大変光栄に存じます。本会は旧潰瘍病態研究会から全消化器疾患の診断・治療ならびに病態を基礎・臨床的見地より成果を発表する場として名称が変更されました。今回で消化器疾患病態治療研究会としては10回目の節目の開催となります。このような歴史ある研究会の大役を仰せつかり、重ねて皆様に感謝ならびに御礼を申し上げます。
今回のメインテーマは「消化器疾患におけるベストプラクティスと未来への展望」と致しました。近年、予防学・診断・内科的治療・外科的治療・薬物療法・緩和療法など目覚ましい進歩・発展がみられています。各施設における診療成績や治療戦略の他、疾患のメカニズム、AI診療、ゲノム医療などへの取り組み、未来への展望、また希少な症例報告などご発表いただき、大いに議論いただきたいと思います。
若手医師の「研修医セクション」では優秀演題・発表に対して表彰も予定しております。2020年初旬の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生以来、WEB開催となっておりましたが、今回は現地開催にて行う予定で計画を進めております。
秋の福井県は大変過ごしやすい季節です。曹洞宗総本山永平寺、一乗谷朝倉氏遺跡(戦国大名朝倉氏が築いた城下町)、足羽山の紅葉、東尋坊、世界三大恐竜博物館の一つである福井県立恐竜博物館などの観光名所、30以上の蔵元のある日本酒、日本海の豊かな自然に育まれた海の幸も絶品でご堪能いただければと存じます。
先生方にご満足いただけるよう精一杯努力する所存でございますので、教室員一同 、皆様とお会いできることを楽しみにしております。
第32回消化器疾患病態治療研究会
当番会長:五井孝憲
(福井大学外科学(1)教室 消化器外科/乳腺・内分泌外科/小児外科 教授)